あれからもう17年かー!? 写真は窪塚洋介&妻夫木聡

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 2000年に放送され、大ヒットしたテレビドラマ「池袋ウエストゲートパーク」。当時、若手注目株だった出演者たちが17年たった今まさにドラマ・映画界をけん引する俳優となっている。

 石田衣良の同名小説を原作に、脚本を宮藤官九郎、演出を堤幸彦らが手掛けた同作は、当時の若者文化に大きな影響を与えるほどの一大ブームとなった。21歳だったTOKIOの長瀬智也が主演を務めたほか、若手俳優が集結し、この出演をきっかけに人気に火が付いたキャストも多い。

 公開中の映画『沈黙-サイレンス-』でハリウッドデビューを果たした窪塚洋介や、猟奇殺人鬼や同性愛者などを演じここ数年でイメージと異なる顔を見せる実力派・妻夫木聡がそのよい例で、さらに加藤あいや坂口憲二、佐藤隆太、小雪が出演していた。

 ほかにも、アイドル・俳優として当時から変わらず絶大な人気を誇る山下智久や、昨年のヒット作『シン・ゴジラ』でブレイクした高橋一生、個性派として光る演技を見せる阿部サダヲの17年前の演技は必見。日本を代表する俳優の渡辺謙や、森下愛子、遠藤憲一らベテランもそろっていることで安定感もありつつ、当時の若い才能がぶつかり合うさまは、今でも十分見ごたえがある。

 ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」は池袋西口公園(ウエストゲートパーク)周辺を根城とする主人公のマコトが、高校時代の同級生でギャング集団「G-BOYZ」のタカシ(通称キング)ら仲間の力を借りながら、警察も手を焼く難事件を解決していく青春サスペンス。2000年4月〜6月にTBSで放送された。(山田貴子)