人気の連載第9回目の今回は、今や東京屈指のグルメエリアへと変貌を遂げた丸の内からお届け。

おすすめレストランを紹介してくれるのは、丸の内一帯の開発を手掛ける『三菱地所』グループの社員だ。といっても、広告ではなくビジネス抜き。普段本当にプライベートで足を運んでいる名店リストは要チェック!



淡路島の和牛を100%使用したハンバーグは人気のメニュー
イルミネーションを臨む特等席! この時期、特に訪れたくなる『カフェ ガーブ』

今回のナビゲート役には、『三菱地所プロパティマネジメント』で商業店舗の販促を担当する町田知佳子さんが登場。笑顔が眩しい、入社3年目のさわやか系女子だ。

「この一帯は飲食店舗だけでも300軒以上もあり、最初は覚えるのに苦労しました。未だに部署で一番年下なので、いつも幹事役を任されていますが、店選びもすっかり慣れましたね(笑)」となんとも頼もしい言葉が。



「プライベートでは他の街へ行こうと思いつつ、友人に『いい店教えて』といわれると、やっぱり丸の内に来ちゃう」と笑顔の町田さん

界隈に精通する町田さんに、宣伝なしでとお願いしつつ、おすすめを聞くと…「なんといっても、この時期の丸の内はイルミネーション!『丸の内ブリックスクエア』にある『一号館広場』もきれいですし、光輝く丸の内仲通りを見ながらくつろげるテラス席もおすすめですよ」と即答!

中でも「目の前にイルミネーションが見えますし、内装もおしゃれ。女子的にはテンションアップです(笑)! 」とイチオシしてくれたのがここ『CAFÉ GARB 丸の内店』。

「実は学生時代に、少し背伸びして食事をしに来たことがあって。まさかその後、このエリアに勤務するとは思いもしませんでしたが、やっぱり思い入れがありますね」。




17食限定なので、12時前に売り切れていることも!
お気に入りは、毎日争奪戦のハンバーグ! たっぷりの旬野菜も楽しみ

この店の名物的存在が、17食限定のランチメニュー「ハンバーグランチ」1,200円。正午前には売り切れることも多いという、争奪戦必至の逸品だ。

国内でも有数の牛の産地・淡路島の牛肉を100%使用し、シンプルに味付け。旨みたっぷりの肉汁がじゅわっとあふれ出す。町田さんももちろん、このハンバーグのファンなのだとか。

「ランチで来るときの定番がこのハンバーグ。でも実は、ここのサラダランチも好きなんです。サラダといえど、キッシュやパンが付いてボリュームがあり、野菜が美味しいんですよ」と語る。



旬の野菜を盛り込む「野菜のココット蒸し」。温泉水で調理することで味がまろやかになり、火入れ時間が短くて済むため食感もよくなるそう

旬の野菜をふんだんに盛り込んだメニューも店のウリのひとつで、女性に人気なのも頷ける。

彩りも豊かな「野菜のココット蒸し」1,620円は、10種ほどの有機野菜に温泉水と少量のオリーブオイルを加え、鉄鍋で蒸しあげたディナータイムのひと品。野菜の力強い味わいをストレートに楽しめる。



「真鱈とポテトのアヒージョ」950円、「バゲット」270円。香ばしい熱々のガーリックオイルが食欲をそそる。ワインと相性抜群!

通し営業ゆえ、時間帯によってさまざまな使い方ができるのもこの店のよさ。だがこの時期は、町田さんのおすすめ通り、きらめくイルミネーションを眺めながら、特別なひとときを過ごしてみてはどうだろう。


今デートにぴったりな丸の内のレストランが続々登場!



ミラノ発の名店『アンティカ オステリア デル ポンテ』で、記憶に残るひとときを

名だたる名店が集まるのも、丸の内エリアならでは。特に「丸ビル」35階、36階のフロアは、ここぞというときに選びたいハイエンドなレストランがひしめく。

ここ『アンティカ オステリア デル ポンテ』もしかり。本店は、世界中の美食家を虜にしてきたミラノのリストランテだ。

「3年前に、初めてのお給料で母にご馳走したのがこのお店なんです。とにかく全部が美味しい、そして美しい! と感激したことはしっかり覚えていて。今でもよく当時のことを思い出しますね」と町田さん。



「沖縄県産石垣牛のグリル」(10,000円/サ別)はアマローネのソースで。※コース提供もあり ※写真はイメージ

総料理長は、ミラノ本店のほか、ヨーロッパの名店の数々で腕を振るってきたステファノ・ダル・モーロ氏。日本各地の生産者の元へ直接訪れ、最高の食材を仕入れたうえで、クラシックなイタリア料理に新たな感性を吹き込んで構築している。

こちらの料理は、“極上”の言葉にふさわしい味と完成度を誇る。「内装もとても素敵。夜景も楽しめますし、特別な食事のときに行きたいお店です」。




料理に景色に、ときめく要素満載! 女子ウケ間違いなしの『mikuni MARUMOUCHI』

「以前、友人と“ザ・女子会”をテーマに出かけたことがあって(笑)。優雅に銀ブラをしてから、食事をしたのが『mikuni MARUMOUCHI』でした。料理には野菜がたっぷり使われていて、見た目も本当にきれい。」と町田さん。

「『一号館広場』を見下ろすロケーションもよく、今の時期ならイルミネーションも綺麗。女性なら喜ぶこと間違いなしの1軒だと思います」とお勧めしてくれた。



オリーブやタプナードがアクセントの「八丈島明日葉の衣をまとった仔羊のルーラード 東京夏野菜のソテー」※8,400円のコースの一例

こちらは店名からも分かる通り、フレンチの巨匠・三國清三氏がプロデュースするフレンチ。

露地栽培の東京野菜や、東京軍鶏、秋川牛といったブランド肉、さらには青ヶ島の塩などの調味料に至るまで、都産食材を徹底して使用し、東京を象徴するエリア・丸の内から“東京の地産地消”を発信する。

しっかりとしたコース料理を用意する一方、ビジネス街ならではのワンプレートランチも提案。気軽に三國氏のエッセンスが効いたフレンチを楽しむことができるのがありがたい。「人気店なので、早めに予約した方がいいですよ」とは町田さんからのアドバイス。




丸ビル35Fからは、晴れの日はもちろん雨の日は幻想的な都心の景色が楽しめる
帰社したくなくなるのが困りもの!? 贅沢ランチなら『Sens&Saveurs』

「実は、毎年期間限定で開催しているタイアップキャンペーンがとても楽しみで。丸ビル35、36Fの参加店舗でお得なコースが用意されるので、普段行くには少し高級なお店を狙って行くんです」とコッソリ教えてくれた町田さん。

この『サンス・エ・サヴール』にも、今年のキャンペーン中に同僚と訪れたそう。本店は、南仏・モンペリエの『ル・ジャルダン・デ・サンス』。

モダン・キュイジーヌの先駆的なグランメゾンだ。ここ東京でも、名店で研鑽を積んだ日本人シェフによる、芸術的な料理の数々が楽しめる。



ときに山椒や三河みりんなど日本の香辛料や調味料を使い、繊細で軽やかな香りや味を引き出した料理は、それ自体がアートのよう ※料理はイメージ

「丸ビルの35階と36階のお店はどこもそうなのですが、ランチに行くと会社に戻りたくなくなるのが困るんですよ(笑)」。

お酒も好きな町田さん、美味しい料理に合わせてシャンパンを飲みたい衝動を、ぐっと堪えて楽しむのだそう。ワインのラインナップにも定評がある店だけに、これを読んでいるあなたは、ぜひ飲める機会に訪問を!


大人数でもOKな、使い勝手がいい丸の内グルメも!



スタンディングで気軽に楽しめるエリアと、ゆっくりくつろげるテーブルエリアを用意。大人数のパーティもOKだ
シラスのピザは必食! 立地も便利な『ピッツェリア エ バール ボッソ』

最後に紹介するのは、丸の内というより、大手町に近い「イーヨ!!」内にある『ピッツェリア エ バール ボッソ』も、町田さんがたびたび利用する店だ。

「丸の内の中心地からは少し離れますが、東京駅からも大手町駅からも近い。丸ノ内線、東西線、千代田線、半蔵門線が乗り入れているので、違うビルで働く同期や、別エリアから来てくれる友人と待ち合わせるのにとても便利なんです」。

店名の『ボッソ』は、実は“房総”と掛けたシャレ。房総半島から直送される食材をふんだんに使い、店内に鎮座する石窯で調理する料理が名物だ。

「忘れられないのが、シラスがたっぷり乗ったピザ。シンプルなトッピングで新鮮なシラスの味わいが活かされていて、びっくりする美味しさでした」。

店内にはスタンディングエリアもあり、夕方ともなれば、通路に人がはみ出すほどの賑わいに。気の置けない友人同士の集まりにはもってこいの雰囲気だ。「ワイワイ過ごせるのもいいですし、価格もリーズナブル。リピートしたくなる理由がありますよね」。



■今回ご協力いただいた『三菱地所プロパティマネジメント株式会社』
オフィスビルをはじめ、複合ビル、商業施設などの運営管理からイベントの企画やプロモーションまで、多岐に渡る事業を展開。全国の主要都市に拠点を持ち、活気ある街づくりを推進する。
http://www.mjpm.co.jp/