右からマチャリンさん、謝長廷代表夫妻

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(台北 7日 中央社)10月10日の国慶節(中華民国の建国記念日)を祝うパーティーが6日夜、東京都内で開催された。台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表は、台湾と日本を「運命共同体」的関係にすべく全力を注ぐと意欲を新たにし、台湾の国際民間航空機関(ICAO)総会出席を後押ししようと、日本が支持を表明したことについて感謝した。

この日は、日台の関係者約2000人が出席。日本側からは、対台湾窓口機関、交流協会の大橋光夫会長や福田康夫元首相、日華議員懇談会副会長を務める衛藤征士郎衆議院議員、岸信夫外務副大臣などが駆け付けた。また、中華民国(台湾)と国交を結ぶパナマやローマ法王庁(バチカン)の駐日大使や、女性アイドルグループ「AKB48」の台湾人メンバー、マチャリン(馬嘉伶)さんの姿もあった。

謝代表はあいさつの中で、先月27日にカナダで開かれたICAO総会に台湾が出席できなかったことに遺憾を示し、台湾を「中国」の一部だと主張し、出席を妨げた中国大陸の対応を批判した。一方で、菅義偉官房長官が「台湾が何らかの形で総会に参加することが現実問題として望ましい」と発言したことに感謝し、「日本は台湾にとって信頼できるパートナー」だと述べた。

大橋会長は、日本にとって台湾は極めて重要なパートナーで友人でもあるとし、日台の関係は今後、これまで築かれてきた友好と信頼の基礎の上で、より密接になるだろうと述べた。また、卓球選手の福原愛さんと江宏傑さんの結婚にも触れ、日台友好の象徴だと語った。

(楊明珠/編集:名切千絵)