3分の全身浴を3回繰り返しましょう。

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冷え解消に抜群と噂の“333入浴法”。イシハラクリニック副院長の石原新菜先生が解説します。

一日の疲れを癒す、お風呂。入浴でカラダがあたたまるのは言うまでもないけれど、実は、「長く湯船につかっていればいい」というわけでもないそう。

「熱い湯船に長時間つかれば、確かにカラダはあたたまりますが、かえって体力を消耗してしまうことも。より効率的に体温を上げるには、“333入浴法”がおすすめ」(石原先生)

“333入浴法”とは、その名のとおり、3分の全身浴を3回繰り返す入浴法のこと。湯船に入っている時間は、合計9分と短いのに、その消費カロリーは、なんと約300kcal、つまりジョギング30分に相当する。時短&手軽な333入浴法で、この夏は賢く“温活”を!

ちなみに、ダイエットや美容のために実践している人も多い“半身浴”ですが、実は“カラダをあたためる”という意味ではまったくの逆効果なのだとか。

「特に38〜40°Cのぬるめのお湯では、どんなに長くつかっても汗が出ません。汗が出なければデトックスにもなりませんし、上半身が冷えればかえって血行が悪くなるので、必ず首までつかる全身浴を心がけましょう」(石原先生)

“333入浴法”の詳しい方法はこちら。333は3分間、3分間、3回のことです。

【1】41〜42°Cくらいの“ちょっと熱い”と感じるくらいのお湯に3分間、首までつかる。

【2】お湯から出て、カラダを洗ったりマッサージして3分間過ごします。

【3】これを3回繰り返すだけ。

芯まで冷えきったカラダを“333入浴法”でしっかりとあたためて!

◇いしはら・にいな 医師。イシハラクリニック副院長。講演やテレビ出演、執筆活動なども幅広く行う。近著は『カラダの不調が消える奇跡の「腹巻き健康法」』(KKロングセラーズ)。

※『anan』2016年6月1日号より。写真・土佐麻理子 文・瀬尾麻美 《anan編集部》