便秘対策には食物繊維と言われていますが、食物繊維の多い食品を食べてもなかなか便秘が解消しないということも多いものです。慢性的な便秘はお腹が苦しいだけでなく、腸内の悪玉菌が増えることで免疫力が低下し、風邪を引きやすくなったりアレルギーの原因にもなってしまいます。さらに便秘が続くと大腸がんになりやすいという話も。便秘はできるだけ解消しておきたいものですね。ここでは、薬に頼らずに快便習慣をつける方法をご紹介します。

その1:寝起きに1杯の水を飲む習慣を!

便秘の解消には、朝起きてすぐ冷たい水を飲むのがおススメです。便秘は、水分の不足で腸内の便が固くなってしまうことも原因のひとつです。寝起きの空腹時に水分を摂取することで、腸からの吸収率が高くなり、便を柔らかくすることができます。朝飲むことで、腸を刺激して蠕動運動を促進する効果もあります。

その2:意識して乳酸菌を摂ってみる!

便秘を解消するには腸内環境を整えることが大切です。そのためには腸内の善玉菌を増やすこと。乳酸菌を意識して摂ることで善玉菌を増やすことができます。乳酸菌はたまに摂るだけでは、大量に摂っても意味がありません。少量でもいいので、乳酸菌が多く含まれるヨーグルトなどを毎日コツコツ食べるようにしましょう。味噌やチーズなどの発酵食品にも乳酸菌は多く含まれます。

その3:リラックスすることが便秘対策!?

自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、リラックスしているときに優位になるのは副交感神経です。副交感神経には神経を鎮めて心を穏やかにする働きがありますが、実は腸の働きを活発にするのも副交感神経の働きなのです。いつもはキチンとお通じがあるという方でも、緊張すると便秘がちになったりしませんか? リラックスした時間を作ることも便秘対策には重要なのです。好きな音楽を聴いてゆったりと過ごしたり、アロマを楽しんだり、自分なりのくつろぎ方を見つけてみてください。

ここでは、薬に頼らずに便秘を解消する方法をご紹介しましたが、もちろん乱れた食生活や睡眠不足も便秘の原因です。生活習慣を整えて、腸の働きを正常にしてあげることも大切ですよ!


writer:岩田かほり