「今度のデートはお肉が食べたいな♪」そんなオファーを受けたとき、単に高級店に連れていけば女子が喜ぶというわけではない。

美味しい肉があるのはもちろん、デートのジャッジは総合点で決まる。立地、空間、料理、サービス、彼女が満足するデートとは全ての要素が重なり合うことで完成する。

そんな舞台にぴったりの肉食女子に満足してもらえる肉も雰囲気も抜群なデートレストランを紹介しよう!



プライベート感溢れる個室は雰囲気も抜群
ハイセンスな一軒家で極上の鉄板焼きの肉デート『SOUL DRESSING』

恵比寿


待ち合わせはJR恵比寿駅の西口改札。そこから代官山方面へ歩くこと5分。少し歩くだけで駅前とは違いひっそりと静かな世界が広がる。

一軒家に小さな看板が目印の『SOUL DRESSING』は、日本各地からその日に届く新鮮食材をライブ感たっぷりの鉄板焼きや炭焼きグリルで楽しめるダイニング。

1階にオープンキッチン鉄板焼きカウンター、2階にはBARやプライベート感溢れる個室を備えた、シックなダイニングスペース。デートにはどちらも捨てがたいハイセンスな空間。



「山形牛の肉寿司」には燻製した醤油を。仕入れ状況などによりメニューは異なる。写真は一例

料理は全ての素材の持ち味をダイレクトに感じる逸品ばかりなのだが、そのビジュアルも女子ウケ抜群に作られ、計算しつくされている。サーロインやヒレ、かいのみなどその日によって部位が変わる「山形牛の肉寿司」は燻製した醤油を使うことで甘さの中にコクと香りをプラスした一品。

美しい輝きを放つロッシーニは、赤ワインのソースを合わせて。鉄板焼きならではの一品は「山形牛モモ肉ブラックロースト」。



藁焼きで焼き上げる「山形牛モモ肉ブラックロースト」。仕入れ状況などによりメニューは異なる。写真は一例

肉の表面はカリッと焦げるくらいに黒く、中はしたたるくらいにレアに仕上げるニューヨークスタイルの焼き方“ブラック&ブルー”。それを日本風にアレンジし、藁焼きの手法を取り入れている。

さらにフォンドボーのソースの中にはいぶりがっこを入れることで熟成肉との相性も抜群。シェフの技をまるで自分の技のように彼女にプレゼンテーションしてほしい。

大切な相手を連れていくにはサービスも重要なポイント。アットホームできめ細やかなサービスや配慮は、リピーターが多いのも納得だ。大人な2人の夜を演出するのにこれ以上の条件はあるだろうか?



大きなフォアグラを贅沢に使った「ロッシーニ」



パティシエがつくるデザートも女子の心を掴む



2階にはBarカウンターも備える




階段を下って地下の食事スペースへ
女子が喜ぶポイントを完璧に抑えたコース『ダルマット恵比寿』

恵比寿


遅めの時間からのデートであれば、深夜25時まで営業しているイタリアン『ダルマット恵比寿』がおススメだ。都会の中心にありながら、喧騒からは一歩隔たった場所に静かに佇むレストラン。

灯りを落としたウェイティングスペースで待つ時間もデートのムードを盛り上げる。そこから案内されるのは地下の食事スペースだ。



前菜は「蝦夷鹿のサラダ仕立て」

料理はアミューズ、前菜2皿、リゾットやパスタ類からメインへと続く、おまかせコースのみのカジュアルイタリアン。 コース料理となると、肩肘張ったレストランでいただくイメージが強いが、ここ「恵比寿DAL-MATT」ならノープロブレムだ。

コースの値段は6,000円前後とリーズナブル。旬の食材をふんだんに使った料理はどれも絶品で、複数の契約農家から取り寄せた瑞々しい野菜も女子の心をくすぐる。

とある日のコースは、女子なら誰しも喜ぶ“さつまいもを使ったスープ”からスタート。これで最初の掴みもバッチリだろう。自家製パンには3種類のオリーブオイルがついてくるところもポイントアップ。前菜はしっかりと食べ応えのある蝦夷鹿をサラダ仕立てで。



名物の「フルーツパスタ」は女性ファンも多い

続いて、1種類目のパスタはダルマットの名物フルーツパスタ。 ダルマットでフルーツパスタのファンになった女性は大勢いるのではないだろうか。

みずみずしい山形産の洋ナシがふんだんに盛り付けられたパスタはまさにここでしか食べられない一品。その日によって使われるフルーツが違うため、出てくるまでのワクワク感もたまらない。



メインは「仔羊のロースト」

メインは、仔羊のロースト。色鮮やかな野菜と甘みのあるインカの目覚めが隠れているというサプライズも。

最後にもう1種類のパスタが楽しめるのだが、おなかの具合に合わせて量も調節できるところはさすがのホスピタリティ。

食後のデザートとコーヒーは是非ともテラス席を指定しよう。夜空を眺めながらの深夜イタリアンは2人の夜をより深いものにしてくれるに違いない。



「カラスミと椎茸のパスタ」2種類目のパスタは量が調節できるから安心


押さえておきたい恵比寿の肉ビストロはこちら!



テーブルにセットされたカトラリーも女子の心をくすぐる
今恵比寿で一番肉食女子に指さるフレンチ『ビストロアム』

恵比寿


「野菜のパフェ、食べに行かない?」そう誘われて断る女性はいないだろう。40種類以上の野菜を使ったディナーコースが楽しめるフレンチレストラン『ビストロアム』。

コンセプトは゛しっかり野菜、ちゃんとフレンチ”。心と ゛âme(魂)” が躍るような料理を、普段よりも少しだけ贅沢な空間でリッチに楽しめるのだ。

恵比寿東口から5分。 物理的に2人の距離が近づくほどの、小さな通り沿いに佇む一軒家。外の静けさとは一点、店内は純白のクロスが明るく輝き、テーブルにセットされたカトラリーも女子の心をくすぐる。



アミューズの「ミニチュアフォアグラフォンデュ」。ソースにはフォアグラがふんだんに使われている

ここの料理は、とにかく女子に指さると評判だ。コースのみの用意だがその価格も4,500円という破格であり、たっぷりワインを飲んでも安心。

まずはアミューズの「ミニチュアフォアグラフォンデュ」。ミニサイズのバーニャカウダの登場に、女子のテンションも一気に上がる。

さらにそのソースには惜しげもなくフォアグラがたっぷりと使われている。口の中に広がる濃厚なフォアグラの風味とみずみずしい野菜の食感を楽しもう。



スペシャリテは「野菜のパフェ」か「魚介のパフェ」をチョイスできる。写真は魚介のパフェ

人気のスペシャリテは、美しいグラスに盛り付けられた「野菜のパフェ」。旬の野菜を使ったアイスクリームを中心に20種類以上の野菜がまるでパフェのように盛り付けられた一品。

コースに続くのは「フォアグラのポアレ」に、「牛頬肉の赤ワイン煮」はストウブで登場。フォアグラに牛頬肉など贅沢な食材を使い満足度も高い。

デートなら最後までぬかりなく。この店はデザートもまたスペシャルだ。見た目も美しい「焼き葡萄と葡萄のグラニテ」でこの日のゴールを決めてほしい。



「フォアグラのポアレ」



「牛頬肉の赤ワイン煮」はストウブで提供されるところも女子にウケるポイント



デザートまでぬかりなく「焼き葡萄と葡萄のグラニテ」。季節などによりメニューは異なる。写真は一例


雰囲気バツグンの隠れ家肉フレンチはこちら!



ゆったりとした広めのカウンター席
恋人へ一歩近づく、隠れ家フレンチデート『ラ・ピッチョリー・ドゥ・ルル』

広尾


美食家の彼女を誘うなら、敢えてアットホームで家庭的な味を楽しめるフレンチなんていかがだろうか?やわらかな灯りと木目調のインテリアが、まるでフランスの田舎にある一軒家を訪れたような空間。

肩の力を抜いてアットホームな味を楽しめる名店『ラ・ピッチョリー・ドゥ・ルル』。ほのかな優しい灯りが照らすゆったりとした広めのカウンター席も、時間を忘れて寛げる。



まるでフランスの田舎にある一軒家を訪れたような空間

駅からのアクセスが少し不便にも関わらず、いつも大勢の客で賑わっているのが人気の証拠だ。それもそのはず。

ここはフレンチの名店「銀座シェ トモ」のオーナーシェフ市川知志氏が手がけている。料理はフランス修業中に出合った郷土料理を展開し、リーズナブルな価格と一流の味をカジュアルに堪能できる。



噛むほどにジューシーな旨みが広がり、至福の味わいに酔いしれる「カスレ」

訪れたら必ず注文したいのが「カスレ」。オリジナルレシピのソーセージや鴨のコンフィ、白いんげん豆が入った栄養満点の一皿は、シェアするのにちょうどいいボリューム感。

こうゆうちょっとした“共同作業”が2人の距離を近づけるのだ。気軽に普段着で行けるカジュアルであたたかみのある雰囲気でリラックスして過ごせば、恋人への階段をまた一段、上ることができるかもしれない…。




最高級黒毛和牛の恵比寿牛をメインにしたコースが楽しめる
音も匂いも景色もすべてがデートの味方『鉄板焼 恵比寿』

恵比寿


ここ一番のデートレストランの代表として、はずせないのは鉄板焼き。美しい眺望や洗練されたサービス、そして厳選の美味をそろえるホテルの鉄板焼きダイニングならばなおのことだ。

『ウェスティンホテル東京』の最上階に位置する鉄板焼『恵比寿』に訪れる際の楽しみは、やっぱり黒毛和牛の最高峰とも言われる恵比寿牛のステーキ。それに加え熟練の職人によるパフォーマンス、絶品の恵比寿牛の味わいに彼女の気分もきっと高揚するはず。



絶景のレストランと絶品肉に、彼女もうっとり

表面はしっかり焼き上げられ、なかはうるおいの膜でおおわれたようにしっとり。味、サービス、眺望が三位一体となって心を満たしてくれる。

「美味しい〜♥」と彼女が満面の笑みになるところまでは間違いないはず。絶品の恵比寿牛とこの絶景を持ってしても口説けなければ、潔く諦めるしかないだろう。