写真は公式ブログより

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 元Hey! Say! JUMPメンバーの森本龍太郎(21)が、約4年ぶりに芸能界復帰を宣言した。未成年での喫煙が問題視され、そのままグループから姿を消した過去を持つだけに、各方面から注目が集まっている。

 ジャニーズ事務所入りは2004年。小学6年生だった2007年11月にHey! Say! JUMPとしてCDデビューを果たした。グループでは最年少、メンバーにも可愛がられるマスコットキャラクター的な存在だった。

 そんな森本のスキャンダルが報じられたのは、およそ5年前のこと。2011年6月、『週刊女性』に14歳〜15歳当時に撮影されたという喫煙写真が2枚掲載されたのだ。本人も喫煙を認めたことから、無期限の活動停止処分に。以降、これまで何度も復帰説が浮上していたが、やはり青少年を多く擁するジャニーズでは、グループに戻ることは叶わなかった。

 未成年の喫煙は確かに問題ではある。だが、一方でアイドルとして活躍する森本を取り巻く状況もなかなか厳しいものだったようだ。

「そもそも、森本がタバコに手を出したきっかけは、ジャニーズや芸能活動でのストレスが原因ではないか? と見る向きが多かった。というのも、喫煙が発覚する2年前、森本から携帯電話を奪ったとして17歳の無職少年が窃盗容疑で逮捕される事件が発生。この少年は以前から森本につきまとい、自宅を訪ねるなどストーカー行為を繰り返していたのです」(ジャニーズに詳しいライター)

 この“ストーカー騒動”は、森本の心を蝕む要因となったことは想像に難くない。

■「ナイフを持っている」と脅して逃走

 当時の報道によると、事件があった日に森本はファミリーレストランで「つきまといをやめてほしい」と注意した。ところが少年が「ナイフを持っている」と脅してきたうえ、森本が家族に電話しようとしたところで携帯電話を奪って逃走した。

「後に少年は逮捕されたのですが、週刊女性に掲載された2枚の喫煙写真は2010年1月と5月に撮影されたもの。時系列で考えれば、この時期にはストーカー事件も解決済みだった。ただ、関係者に聞くとこの時の心労は相当なものだったようで、可哀想ではあります」(前出・ライター)

 そんな紆余曲折あった森本が今回、芸能活動再開を発表した。5人組ダンスボーカルユニット・ZEROのメインボーカル兼プロデューサーを務めるといい、すでにLINEブログを開始するなど、大きな話題になっている。

 “古巣”のHey! Say! JUMPは、山田涼介(22)や伊野尾慧(25)らの個人活動が目立ち、先日は中島裕翔(22)が吉田羊(42)との熱愛を報じられ、メディアを騒がせたばかり。なにかと話題なグループだが、森本も元メンバーを見返すくらいの活躍を見せてほしいものだ。

文・橘カイト(たちばな・かいと)※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。