11日深夜、フジテレビの新番組で浜田雅功がMCを務める「スポーツジャングル」の初回放送が行われた。ゲストは青山学院大学陸上競技部監督・原晋氏や卓球・吉村真晴、野球解説者・石井一久氏ら。競技や選手の知られざる魅力や裏話をおもしろおかしく語った。

昨今メディアの登場機会が飛躍的に増えている原監督は「箱根駅伝2連覇 強さのワケ」と題し、2015年、2016年と箱根駅伝で連覇を達成した青学陸上部の練習内容を明かした。

「一つは動きづくり」という原監督は、「今までは精神的に辛抱強く練習する。黙々とやれっていうのが陸上界の常識だったんですけど、それだけでは外国人留学生には勝てない」と持論を展開。「補強トレーニング一つとっても20年前と変わってない」と進歩のない陸上界の練習方法に苦言を呈すと、青学陸上部では専門のフィジカルトレーナーを招き、体幹トレーニングや動きの補助トレーニングを行っているとした。

ここで浜田から「他所の陸上部だってやってるんじゃないの?」と言われると、「いやいや(他所は)古いんで」と一蹴した原監督は「聞く耳持ってたらマラソンで2時間5分、4分台、走れますよ」とも。「(他所は青学陸上部の練習を)真似するべきなんですけど、これ夜の番組ですよね? 陸上界みんなこの時間帯寝てますんで」と言いたい放題だ。

その他にも、選手全員の交際事情を把握しているという原監督。「今までの選手と指導者は一方通行の指導が主流だった」と前起きすると、「目線を選手に合わせる、コミュニケーションをよくする。いつの時代も男女の話は盛り上がる」などと選手とのコミュニケーションを円滑にする独自の人心掌握術を説明した。