ブロッコリーの「茎」が嫌いな人は、味噌汁に入れてみよ!

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ブロッコリーの茎、食べてますか?

サラダやとんかつのお皿を華やかにする野菜、ブロッコリー。ブロッコリーといえば、蕾の部分こそが美味しくて、茎は所詮はサブキャラ、少し茎が長すぎたり気が向かなければ残してしまうというような食べ方をされている方が多いのではないでしょうか。

しかし、実際はブロッコリーの茎は美味しく進化させることができますし、蕾よりも栄養があります。今日は、ブロッコリーの茎のことを見直してみましょう!


茎はだしをとるのに最適

ブロッコリーの茎は、その繊維っぽい食感に惑わされて気づけないこともありますが、本来は蕾に栄養を届ける役割を持つ部位であるため栄養分が豊富で、甘味と旨味が強いのです。このため、煮込んでだしをとるのに適しています。ブロッコリーの茎をお味噌汁に入れれば、味噌の塩味・旨味が茎の旨味・甘味と一緒になって、茎のだしがきいた味わい深いお味噌汁になるのですよ。


みかんに負けないビタミンC

最近は季節の変わり目ということで、咳き込んでいる人や重力に逆らえない鼻水と奮闘している人を多く見かけます。そういう人たちにも、ブロッコリーの茎はオススメ。ブロッコリー1株の茎の中に、なんとみかん8個分のビタミンCが含まれています。こたつにみかんならぬ、こたつにブロッコリーの茎の方が効率が良いのですね。

このように、粗末に扱われがちな茎にこそ、ブロッコリーの真の美味しさと栄養が隠されていると言えそうです。体調を崩しやすいこの季節、ぜひブロッコリーの茎を残さず食べてあげてくださいね♪


著者:味博士

味覚研究家。AISSY株式会社代表取締役社長 兼 慶応義塾大学共同研究員。味覚を数値化できる味覚センサーを慶大と共同開発。味覚や食べ物の相性の研究を実施。メディアにも多数出演。ブログ『味博士の研究所』で味覚に関するおもしろネタを発信中。



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