若い編集者の小田、駆け寄る。「神崎編集長、この原稿読んでいただけませんか。まだ作家でもなんでもない人の原稿なんですけど」神崎編集長、原稿を受け取るが。「これをどうする?」「本にしたいです」(すかさず)「初版何部だ」「……3000部」「200万円の赤字だな」火曜9時ドラマ『ゴーストライター』(フジテレビ系列)のワンシーンだ。「わかってます。でも一度だけ自分の作りたい本を作るチャンスをください。お願い