「醒めながら見る夢」に出演している村井良大インタビューの後編は、緊縛師の弟子の役として緊縛の精神を学んだり、京都の川縁で恐怖体験を味わったりしたエピソードを聞く。映画の中で、主人公が鴨川で行うことは、個人的な喪失のためだけでなく、多くの喪失と祈りの表れに思える。作家・辻仁成と何度も仕事をしている村井は、辻の意外とお茶目な一面も教えてくれた。前編はこちら───村井さんが演じる文哉の暮らす庵みたいなと