ワークライフバランス」の象徴と呼ばれる男がいる。長男は自閉症、妻は肝臓病でうつ病を併発し自殺未遂。そんな状況の中、佐々木常夫さん(写真右)は妻を守り、3人の子どもの面倒をみながら、東レ同期トップで取締役となり、家族も再生させた。家庭と仕事を両立させるため、仕事は徹底的なシンプル化、効率化を図り、部下も定時に帰す。東レ課長時代の1日の様子を見ても、その急がしさと効率の高さがわかる。仕事では破たん会社