「最近の野球選手は個性がなくて面白くない」こんな嘆きを聞く昨今。だが、その見方は本当に正しいのだろうか?お答えしよう。それは単に、昭和の時代と比べれば、地上波での野球中継も激減し、スポーツ新聞がプロ野球報道に割くスペースも少なくなったため、選手の個性がファンまで届いていないだけの話である。例えば、昨年首位打者を獲得した巨人の長野久義(=ちょうのひさよし。27)は、一風変わった感性の持ち主であることが