2024年大河ドラマ「光る君へ」の主人公・紫式部と藤原道長。貧しい学者の娘はなぜ世界最高峰の文学作品を執筆できたのか。古記録をもとに平安時代の実像に迫ってきた倉本一宏氏が、2人のリアルな生涯をたどる!*倉本氏による連載は、毎月1、2回程度公開の予定です。伊周への関心が薄かった理由大河ドラマ「光る君へ」39話では、寛弘七年(一〇一〇)正月二十八日の伊周(これちか)の死が描かれた。『日本紀略』『権記』『小