配偶者の突然の死。悲しみのなかでも考えなくてはならない問題のうちのひとつが相続です。特に、配偶者の両親がまだ健在、というケースでは問題はやや複雑になります。相続実務士の曽根恵子さんが相談者の60代女性Mさんのケースから、相続に関する疑問を紐解いていきます。Mさんには独立して家を出た3人の子どもたちがいますが、それぞれ母親が相続をすればよい、という考えで手続きはスムーズに進んでいます。問題になったのは、M