1966年の静岡県一家4人殺害事件を巡り、強盗殺人罪などで死刑が確定した袴田巌被告(88)の再審で、静岡地裁が26日午後2時に判決を言い渡す。事件から58年。ようやく迎える再審判決に、袴田さんの姉・ひで子さん(91)は「無罪を期待している」と話し、地裁前には傍聴券を求める人たちが朝から長い列を作った。約48年間の身柄拘束で「拘禁症」を発症している袴田さんに代わり、「補佐人」として判決公判に臨む