30代半ばから、薄毛や加齢臭など年齢相応のおじさん化が進んできた41歳の「夫」が、誰にも言わず女性ホルモン剤を服用していた。20代後半で結婚し、ともに年齢を重ねてきたはずの夫に「残りの人生は女性として生きていきたい」といわれたとき、「妻」はどう向き合ったのか――。※本稿は、みかた著、大谷伸久監修『そして夫は、完全な女性になった』(すばる舎)の一部を再編集したものです。■はじめてのジェンダークリニック夫は