「戦友会」と聞いてピンとくる人は、どれだけいるだろう?慰霊や親睦のために作られた元将兵の集まりだが、その「お世話係」として参加し、戦場体験の聞きとりをつづけてきたビルマ戦研究者がいる。それが遠藤美幸さんだ。家族でないから話せること、普段は見せない元兵士たちの顔がそこにある。『悼むひと元兵士と家族をめぐるオーラル・ヒストリー』(生きのびるブックス)から、その一端をご紹介したい。世界中がキナ臭い今