新年になると、多くの人が神社や寺に参拝し、1年の幸せを祈願します。こうした習慣は「初詣」と呼ばれており、古くからある伝統文化だと認識している人は多いと思います。しかし、現在のように、人々が正月に一斉に神社や寺に参拝する様式が確立されたのは、明治時代以降であることが歴史学者の研究によって、明らかになっています。今回は、さまざまな社会問題を論じてきた評論家の真鍋厚さんが、歴史学者の研究を基に、初詣