朝日新聞には「絶望しかない」「心ある人たちとは、いつかまた、日本のジャーナリズムを共に支える仲間として、一緒に働けることを願っています」。そんな言葉を残し、一人の記者が朝日新聞を去った。11月から沖縄の2大地元紙の一つである琉球新報で新たなキャリアを歩き始めた南彰記者。政治記者としていくつも著書があり、30代にして新聞労連の委員長も務めた「名物記者」の転身は、一社員が一企業を辞めたということにとどま