北朝鮮は1974年4月1日、世界で初めて「税金のない国」になったことを宣言した。この日は「税金制度廃止の日」に定められている。だが、実際には税金に相当するものが存在する。国営の商店やレストラン、レジャー施設から、トンジュ(金主、ニューリッチ)が経営する様々な施設、市場の零細商人が構える小さな売台(ワゴン)に至るまで、毎月の収益の一部を国家納付金として納めるのだが、これは事実上の税金だ。また、一般市民から