北朝鮮で毎年1月から行われる「堆肥戦闘」。不足する化学肥料を補うために、人糞を集めさせて大量の堆肥を作らせる動員事業だ。今年も当局は「ご飯を食べている者はひとり残らず堆肥生産に乗り出せ」と、国民に堆肥戦闘総動員令をかけている。そのせいで経済活動はストップしてしまい、食糧不足の中で現金収入を絶たれた人々はさらに苦境に立たされる。一方で、経済的に余裕のある人は、ワイロを使って堆肥を納めたことにしてもら