すでにカルテは存在しないが、フィブリノゲン製剤の投与で「C型肝炎」になったとして、患者やその家族が救済をもとめている裁判で、東京地裁で争っている原告のうち10人が7月5日、裁判所の所見に基づいて国と和解した。全国弁護団によると、全国の地裁に提訴した原告766人のうち、これまでに和解成立したのは78人、うち東京地裁は32人という。担当医師の高齢化・死亡などで立証が困難になる中、被害救済から取り残されている人は、