刑事弁護人として名を馳せる高野隆弁護士を師とし、数々の無罪判決を獲得してきた趙誠峰弁護士。結果が出ず、無力感に襲われたことは数知れず。毎日が「理不尽」との闘いだ。それでも、何度でも立ち上がり、司法の壁に立ち向かう。世間の冷たい視線を浴びても、なびかない。その情熱と強靭な精神力は、どこから湧き上がるのか。 (取材・文/吉田緑、写真/永峰拓也)●「報われぬ」刑事弁護何度も打ちのめされてきた「刑事弁護