コロナ禍の真っただ中でも、駅係員に対する暴力行為やカスタマーハラスメント(カスハラ)が依然として発生している。国交省が2021年末に公表したデータによると、20年度は前年度から172件減り、439件だった。ただ、コロナ禍の影響を考えると、本質的な変化があったとは言いがたく、人流が増えれば再び同水準に戻る可能性がある。もともと飲酒が絡むケースが多く、コロナ禍で飲食店の営業に事実上の制約が課せられていた今回の期間