今年見直しが決まったものに、東京都立高校の男女別定員がある。もともとは男女の比率を同程度にするための措置だったとされるが、性別によって合格最低点に差があることを問題視する声があがっていた。都立高は多くの場合、「内申点(300点満点)」と「筆記試験(700点満点)」の合計で合否が決まる。都の資料によると、2020年度入試で女子の合格最低点が男子を上回ったのは56校。点差は最大122点だった。一方、男子の最低点が上