言葉は果たしてツールにすぎないのでしょうか?(写真: Ushico /PIXTA)大学入試をはじめ、国語をめぐるさまざまな変更点が注目を集めています。国語を「論理国語」と「文学国語」に分け、文学の割合を減らして実用的な文章の読解を増やそうとする流れに対し、多くの批判も寄せられています。こうした国語入試改革・教育政策の動きが見落としているのは、いかなるものなのでしょうか。東京大学文学部広報委員会編『ことばの危機