4000個以上が見つかっている太陽系外惑星のほとんどは、系外惑星が主星の手前を横切ったときの明るさの変化や、主星の周期的なふらつきといった間接的な観測データをもとに発見されています。そんな系外惑星のなかでも直接撮影された数少ない例として知られていた「フォーマルハウトb」が、実際には存在していなかった可能性が示されています。■2つの小天体が衝突してできた塵の雲だったとみられるフォーマルハウト(左奥)の周辺