新年を迎えたのはつい先日のようだが、早いもので1か月余りが過ぎた。光陰矢の如し。「光」は日、「陰」は月。直訳すると、月日が過ぎるのは飛ぶ矢のように速いという意味だが、これが格言たる所以は、単に「時が経つのは早い」ということではなく、「月日は放たれた矢と同様、戻って来ることはない(だから日々を無為に過ごしてはならない)」という戒めが込められているところにある。困ったことに、この月日という矢は本物の矢