後継者不足に悩む多くの中小企業経営者が、今注目している「M&A」。大切に育ててきた会社を存続させ、従業員の雇用と将来、経営者自身の生活を守る選択肢の一つとして、現実的に検討する経営者が増えている。事業を清算しても債務超過の危険性があり、従業員の人生に大きな影響を与えてしまう「廃業」。後継者に大きな負担を強いる「身内への事業承継」。経営と資本を分離させることで、経営者は引退できるものの、高いハードル