少子高齢化に伴い、今、中小企業の後継者不足は深刻な問題になっている。後継者がいないから「身内へ事業承継」ができない、となれば「廃業」しかない。そんなふうに考える経営者は年々増えているという。東京商工リサーチによれば、2016年の中小企業の休廃業数は、調査開始以来過去最多を記録。休廃業した企業の経営者の年齢は60歳以上が82.3%という数字だ。多くの中小企業経営者にとって「会社を誰に継いでもらうか」という悩み