昨年、発覚した電通の過労死事件につづき、今月11日、三菱電機の入社1年目の社員に違法な長時間労働が課せられていたとして、当時の上司が書類送検された。こうした惨状が立て続けに明るみになったこと自体、多くの日本企業が積年の課題としてきた「長時間労働」問題の解決に向け、国が本気で動き始めた兆しと見ることもできる。ただ一方で、「実際問題、仕事量を減らすわけにはいかないし、残業はなくならないのでは…」と、事態の改