日本最大の広域暴力団・山口組が結成100周年という節目の年で起こした分裂騒動。12月13日には組の運営方針や人事が発表される「事始め」が執り行われ、大きな注目を集めたが、そこから透ける両団体の思惑とはいかなるものか──『山口組分裂抗争の全内幕』(宝島社)の共著者の1人であるジャーナリストの伊藤博敏氏に寄稿してもらった。***山口組が新年を迎える準備として、毎年12月13日に執り行う「正月事始め」は、