病院に蔓延るモンスター・ペイシエントに医療関係者たちはうんざりしている。大阪市内のある内科、皮膚科、泌尿器科を擁する中規模の総合病院で勤務する看護師の女性(38歳)は、以前勤務していた小児科中心の病院から、ここに転職してまだ3年目だ。大阪市内でもディープでバイオレンスな土地柄で知られるこの病院にやって来る患者たちは、かつて勤務していた小児科とは大違いである。「とにかく自己中。クレームに丁寧に対応