大勝を収めた手倉森監督、収穫は「3月11日に試合ができたこと」

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 国際親善試合が11日にフクダ電子アリーナで行われ、U−22日本代表とU−22ミャンマー代表が対戦。日本は、アルビレックス新潟のFW鈴木武蔵とFC東京のMF中島翔哉が4ゴールずつを奪うなど、9−0と大勝を収めた。試合後、チームを率いる手倉森誠監督がインタビューに応えている。

 前半だけで7ゴールを奪う大勝を飾ったが、同監督は「多くのゴールをとれて勝ったが、後半にも前半くらいの得点欲しかった。まぁ本番でもっとみんなを喜ばせられるように頑張りたいです」と、後半の出来には満足いっていない様子。

 また、同試合での収穫を問われると、「日本で今日、3月11日に試合ができたことです」と、東日本大震災から4年という節目に、サッカーを通じて少しでも被災者の方に希望を与えられたということを挙げている。

 今後の課題については、「組織としてもっと機能していけることですね。組織として機能できることが日本の強みなので、その精度を高めていきたい」と、連携の強化が必要だと述べた。

 最後に、2016年のリオデジャネイロ・オリンピック一次予選を兼ねるAFC U−23選手権2016予選については「A代表と日程がかぶっていますが、U−22代表も合わせて応援してください」と、U−22代表への支援を求めている。

 リオデジャネイロ五輪一次予選を兼ねるAFC U−23選手権2016予選、グループIの日本は27日にマカオとの初戦に臨み、29日にベトナム、31日にマレーシアと戦う。