販売開始までに50人以上が並んだ吉野家池袋北口店(撮影:吉川忠行)

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1年ぶり、米産牛肉の流通在庫などを調達し実現

【ライブドア・ニュース 11日 東京】 − 牛丼チェーンの吉野家ディー・アンド・シー<9861>は11日、販売休止から1年ぶりに1日限りで牛丼を復活させた。全国のほぼ全店で、約150万食分を用意し、売り切れ次第終了となる。

 同社によれば、牛丼に使用するのはアメリカ産牛肉の「ショートプレート」という部位で、牛丼を完全復活させるためには、年間3万トンが必要。今回、全国各地からアメリカ産牛肉の流通在庫などを調達することで、約1日分の牛肉を確保できたことから、「1年ぶり1日だけ」のキャンペーンを行ったもの。

 東京・池袋の池袋北口店には販売開始の午前11時までに50人以上が並んだ。以前は週3回は食べていたという20代の男性会社員は「久しぶりでおいしかった。味が前と比べてさっぱりしたように感じた」と、1年ぶりの牛丼の味を噛みしめていた。同店の店員によると、「夜7時ころまでは牛丼を販売できそうだ」とのこと。【了】

ライブドア・ニュース 吉川忠行記者