ネットカフェで続発する突然の「ゲーム死」・・・「他人事じゃない」とユーザー騒然

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どんなことも夢中になって取り組むこと自体は素晴らしいことだが、あまりに夢中になり過ぎて、健康にまで深刻な害を及ぼす状況となると話は別。去る1月17日、インターネットカフェのPCに向かい、ひたすらゲームをしていた男性が死亡するという、実にショッキングなニュースが舞い込んできた。

舞台となったのは台湾南部の高雄市内にあるインターネットカフェで、この店の常連客である男性(32)は、同店に泊り込む形で、ひたすらゲームをプレイしていたところ、3日目に眠ったように死亡しているのを、異変に気づいた従業員により発見された。この男性客は同店のヘビーユーザーで、いつも数日間に渡ってゲームをやり続けるというかなりのマニア。この日も店員らは「いつものこと」として見ており、彼が死亡した際にも、てっきり「寝落ち」し てしまったのだと思っていたという。

台湾で発生したネカフェユーザーの「ゲーム死」について、ネット上からは、「他人事ではないよな...」「48時間ぶっ続けで2chやると死ぬ、ネトゲより危険」「FPSを24時間やってて倒れるように寝たことあるわ」「大抵は疲れて寝てしまうだろどんだけ集中してたんだよ」「俺も今寝落ちしてこのまま目覚めないんじゃね?とか思うときあるわ...」「自分も怖くなるよ」「ゲームしてなくても長い時間ネカフェにいるとエコノミー症候群になるんじゃね?って思うときあるわ」と、自身の生活ぶりと重ね合わせ、「他人事ではない」といったリアクションを見せるユーザーが相次いだ。

こうしたゲーム中やネットサーフィン中の突然死は、世界各国で時折発生しており、台湾では元旦にも同様の死亡事故が発生したばかり。しかしその際にも、周囲の客らは自身のプレイに没頭するあまり、彼らの死には一切気づいていなかったことから、現地では彼らの熱中ぶりに対する呆れ声も巻き起こっている。やはり、何事もやりすぎには注意したいところである。

文・山沖和彦

【参照リンク】
Dead man gaming: 32yo dies after 3-day non-stop marathon in Taiwan internet cafe
http://rt.com/news/223615-taiwan-man-dead-internet/