FirefoxのJavaScriptエンジン「Spidermonkey」がChromeのV8よりも高速に

By Sparrow*
MozillaのJavaScriptチームが運営する「AreWeFastYet?」の調査によると、FirefoxのJavaScriptエンジン「Spidermonkey」が、「Kraken」・「SunSpider」・Googleの「Octane」といったJavascriptベンチマークスコアにおいて、「Google V8 JavaScript Engine」や「JSC」を上回ったことが判明しました。
ARE WE FAST YET?
http://arewefastyet.com/
Well, I'm Back: Are We Fast Yet? Yes We Are!
「ARE WE FAST YET?」はMozillaのJavaScriptチームが毎日自動で各JavaScriptエンジン向けの最新ソースコードをチェックし、ベンチマークを測定してデータベースに保管しているサービスです。同サービスが公開している、2012年からの各JavaScriptエンジンのベンチマーク結果を表わしたグラフを見ると、Spidermonkeyが最も優れた結果を残していることがわかります。
下記のグラフは、JavaScriptベンチマーク「Kraken」における各JavaScriptエンジンの実行速度を表わしています。黄緑色が最適化コンパイラTurboFan搭載のChrome V8・青色がJSC・緑色がChrome V8・オレンジ色がIonmonkey搭載のSpidermonkey示していて、グラフの下にいけばいくほど実行速度が速くなっています。2014年2月以前はChrome V8が最も実行速度が速かったものの、それ以降はSpidermonkeyが僅差で逆転して1番手をキープ。

下記はSunSpiderで計測した各JavaScriptエンジンの実行速度をグラフ化したもの。ここでもSpidermonkeyが最も高速であることがわかります。

Octaneで測定したベンチマークスコアをグラフにした下記のグラフにおいても、Spidermonkeyが最も高いポイントを記録しており、僅差でChrome V8が続き、大きな差を開けてJSC・TurboFan搭載Chrome V8が追走しているといった感じです。

今回の調査でSpidermonkeyがChrome V8やJSCよりも高速であることが判明しましたが、MozillaハッカーのRobert O'Callahan氏は「SpidermonkeyがChrome V8よりも高速であることは素晴らしいことですが、実際に使用した際のパフォーマンスはベンチマークソフト上のスコアよりも複雑である」としています。
