2015年初頭、シリーズ最新作「バイオハザード リベレーションズ 2」が登場

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先日、画像や動画が公開されたばかりのバイオシリーズの最新作「バイオハザード リベレーションズ 2」(以下、リベ2)。超最速でテストプレイを体験した週プレ編集部が、気になる内容を岡部眞輝、川田将央の両プロデューサーに直撃しました!

──まずは、主人公のクレア。2000年にリリースされた『バイオハザード コード:ベロニカ』以来、久々の登場ですが。

川田 「バイオハザード2」(1998年発売)で初登場したときはバイクにまたがったアメリカ娘って感じでしたが、今回は人間的に成長した女性として設定しています。でも、銃を手にしたら躊躇(ちゅうちょ)なくぶっ放す、クレアらしさは健在です(笑)。

──新キャラのモイラは?

岡部 モイラは、クレアをゲームのシステム上でサポートするだけでなく、しっかりストーリーに絡んでくる。クレアとモイラ、それぞれが主軸となったストーリー展開も楽しめます。

川田 モイラは、序盤のセリフにも彼女のバックボーンに関する伏線がいっぱいありますから、見逃さないでほしいですね。

岡部 バリー・バートンの娘らしいキャラクターに仕上がってますので、バイオファンに気に入ってもらえると思います。

──プレイ中、クレアとモイラのキャラ切り替えを違和感なくできたのが印象的でした。“モイラをメインでクリア”といった、バイオファンのお楽しみ要素である、やり込みプレイもあり?

岡部 実際、スタッフの人間にはモイラをメインにゲームを進めている人もいますね。そのへんのやり込み感も楽しんでいただけると思います。

クレア・レッドフィールド(画像右)、モイラ・バートン(画像左)

──ドアを開けるとき、死体らしき物体をチェックするときの緊張感など、初代バイオを彷彿(ほうふつ)させる恐怖を体験できました。

川田 金属のきしむ音や、何か液体を踏んだような不気味な足音。音というのはホラーゲームを制作する上で非常に重要な役割があって、例えば先が見渡せない薄暗い廊下を歩くときなんかが、実は最高のホラー体験ができる状況だと思っています。

岡部 僕なんか、「ここでクリーチャーは出てこない」というのがわかっているのに怖い(笑)。それぐらい煮詰められた恐怖感をしっかり体験できるはずです。

──バイオシリーズの雰囲気は好き。でも、「難易度が高い!」というユーザーもいるかと思います。そのへんの対応はどうでしょうか?

岡部 難易度のレベルをいろいろ設定しています。アクションを楽しみたいユーザーはベリーハード。雰囲気と物語を楽しみたいプレイヤーへ向けたイージーモードの設定もあります。

──バイオシリーズのホラーの部分を楽しむのに適した環境はありますか?

川田 暗闇でヘッドフォン。これが一番、コストパフォーマンスが高く恐怖を体験できると思いますね。

岡部 僕のオススメは家のリビング。ゲームの音響と現実の足音や声がミックスされて恐怖感を高めるんです。おかんがトイレに起きてきた足音をミックスされると、もう!

──最後に、発売を待ちに待ってるファンへ、ひと言!

岡部 ドアを開けるだけで怖い。クリーチャーを攻撃しつつも、“弾がない!”となったら即逃げる。リベ2には、バイオならではの恐怖感と緊張感があると、自信を持っていえる作品にしていきます!

川田 サバイバルホラーとしての恐怖感の表現は初期作品を意識しつつ、グラフィックや操作感は最新で遊びやすくなっています。確実な進化に、期待してください。

 



岡部眞輝プロデューサー(画像左)

川田プロデューサーとともに、数多くのバイオシリーズに参加。カプコン入社前からのバイオファンで、初代発売時は、バイオのためにプレステを購入した

川田将央プロデューサー(画像右)

『バイオハザード4』(05年発売・PS2版)よりシリーズのプロデューサーに。以降、シリーズを統括するプロデューサーとして活躍する

バイオハザード リベレーションズ 2

2015年初頭発売予定/価格未定

対応ハード:PlayStation3、PlayStation4、Xbox 360、Xbox One、PC

http://www.capcom.co.jp/rev2/

(取材・文/直井裕太 撮影/佐賀章広)

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