なぜいま、都市を語るのか:アーバンデザインの最前線が集う「WIRED CONFERENCE 2014」【10/10開催】
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「都市というのはそれ自体がテクノロジーなんだと思ってます。(中略)都市はある意味巨大なアナログ家電なのです。それをテクノロジーによっていかにアップグレードするかが今後の都市の大きな課題となるでしょう」
──エリック・ハウェラー|Höweler + Yoon Architecture
(『WIRED』Vol.10、特集「未来都市2050」より)
10月10日に『WIRED』が開催するイヴェント「WIRED CONFERENCE 2014」は、「未来の都市を考える」がテーマ。スピーカーとして、デンマークとニューヨークを拠点に活躍する建築家ビャルケ・インゲルスをはじめ、上記に引用したエリック・ハウェラーらを招き、プレゼンテーションやトークセッションを展開する。
全3部に登壇する面々は、以下の通り。細かな内容は、こちらのページで詳しく紹介しているので、ぜひご一読を!
WIRED CONFERENCE 2014のスピーカー第1部ケヴィン・ケリー(US版『WIRED』創刊編集長)、齋藤精一(Rhizomatiks)、ディエゴ・タンブリーニ(Autodesk)第2部
ビャルケ・インゲルス(BIG)、豊田啓介(Noiz)、エリック・ハウェラー(Höweler + Yoon Architecture)第3部
イェンス・マーティン・スキブステッド(Biomega)、岸田茂晴(wacom)、渡邊信彦(イノラボ)
エネルギー、交通、経済、建築、福祉、医療、コミュニケーション、そして暮らし方、働き方。立ち止まって考えてみれば、山積する課題のひとつひとつが、都市に紐づいていることに気付くはずだ。グローバル化が進行し、都市はいま多様化し、複雑化している。
同時に、都市はいま、エキサイティングだ。生活のひとつひとつをテクノロジーが刷新しているように、都市のありようも変わりつつある。ぼくたちの描いてきた未来図には、アップデートに次ぐアップデートが必要だ。
以下は、これまでWIRED.jpで紹介してきた、”未来の都市”の姿のほんの一部。WIRED CONFERENCE 2014の内容とともにいま一度、チェックを。
・2050年「5つの仮説」:そのとき都市は何を必要とするのか?
〜「The Audi Urban Future Initiative」の一環として、Audiとコロンビア大学の協働により発表された「5つの仮説」は、2050年の巨大都市が進むべき方向を指し示している。
・「これからの都市にマスタープランはいらない」:イスタンブールの建築事務所による提案
〜都市が今後直面する最大の課題とは何か? それに対して、世界を代表する建築設計事務所はどのようなソリューションを提示しているのか? イスタンブールに拠点を置く「SUPERPOOL」の設立者の2人にアイデアを訊いた。
・「所有」ではなく「アクセス」:ボストンの建築事務所が提案する、交通と都市の未来
〜都市が今後直面する最大の課題とは何か? それに対して、世界を代表する建築設計事務所はどのようなソリューションを提示しているのか? ボストンに拠点を置く「Höweler + Yoon Architecture」の設立者ふたりのアイデアを訊いた。
・オリンピック開催は本当に経済効果があるのか?
〜2020年のオリンピックの開催地が東京に決まった。イタリアは2024年に、ローマかミラノかヴェネツィアで立候補することを目指している。経済の活性化を狙ってのことだ。しかし、オリンピックの開催は本当に景気対策になるのだろうか?
・ロンドン自転車用高速道路「SkyCycle」計画
〜高名な建築家ノーマン・フォスターが率いる設計事務所が、ロンドンの鉄道の上に全長220kmの「自転車専用道路」を建設する計画「SkyCycle」を発表した。邪魔な自動車や信号がないため、通勤にかかる時間は最大29分の削減になる
・米国で進む「クルマから公共交通機関へのシフト」
〜米国では、通勤に自家用車を使う割合が減り、公共交通機関を利用する人が増えている。大都市だけでなく、地方の小都市などでもその傾向は見られるようになってきた。
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