アギーレ監督に笑顔無し、目標は「ロシアワールドカップに出場すること」
登壇したアギーレ監督は紹介されると椅子から立ち上がって一礼。日本式の挨拶を学んでいることを最初に見せた。だが、その後は口を一文字に結びじっくりと会場を見渡し続けた。
原博実専務理事兼強化委員長が4年以上待ち続けたアギーレ監督の第一声は「今回、代表監督に声をかけてもらったことをうれしく思いますし、名誉だと思います。南アフリカのワールドカップが終わったときに声をかけてもらいました。ですが、そのときは個人的なことで日本に来ることができませんでした。今回、ワールドカップが終わったときに再度アプローチがあり、今日ここにいます」
アギーレ監督にとって幸いだったのは、通訳がまともだったこと。ザッケローニ監督就任の際には日本語が不確かな通訳だったため意図は伝わらなかった。
だがアギーレ監督の言葉はハッキリと伝えられた。それは通訳の良さとともに、監督の答えそのものが明確だったからだろう。
今後の代表選手の選考基準は、「将来性のある選手を選びたい。意欲的な選手、国を背負う意欲にある選手、チームとしてプレーできる選手、試合に貢献できる選手を選びたい」
「日本と世界のトップの4、5カ国との違いはタイトルを獲ったかどうか。オランダもいい国だがタイトルを獲ったことがない。それと同じだと思っている」
「私は過去についてコメントするのは好きではない。私が作りたいのは切磋琢磨するチーム。そしてどんな相手でも全力で戦う、競い合うチームを作りたい」
「日本はメキシコと似ている。ボール扱い、試合の運び方、守備など。そして自分は守備を固めて勝利を目指したい。そしてボールを大事にして、選手たちの間で競争力を上げていってもらいたい」
「自分が選手を実際に見るということを重視したい。すべての選手に門戸は開いている。とにかく見て、その選手の技量を分析したい。試合中だけではなく、試合以外の時間帯でどのような行動をするのか、すべて見ていきたい。選手選考のプロセスには時間がかかる。次の試合に選んでもずっとその選手を選ぶということではない」

