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結婚情報サービスを提供するオーネットはこのほど、北海道在住の25〜39歳の独身男女515名(男性241名、女性274名)を対象に実施した「結婚」に関する意識調査の結果を発表した。調査期間は6月13日〜23日。

○男女ともに、結婚するなら同じ「北海道の人」と!

「どの地域に住む人と結婚したいですか?」と質問したところ、男女ともに1位は「自分と同じ道内に限る」(男性44.3%/ 女性51.2%)だった。また、その理由を尋ねたところ、男性は「その地域が好き」(61.5%)という回答が圧倒的に多かった。次いで「親が住んでいる」(29.7%)、「知らない土地に行くのは不安だ」(22.0%)と続いた。

一方女性はというと「親が住んでいる」(66.4%)が最も多く、次いで「その地域が好き」(53.4%)、「友達が住んでいる」(33.6%)という結果に。男女ともに半数を超えた「その地域が好き」という回答に関しては、他の都府県の結果(首都圏では男性17.4%、女性25.6%) と比べて著しい差が表れており、「本州とは海峡を隔てた日本北端という立地性をはじめ、他の地域とは違う北海道ならではの特徴が考えられる」とのことだ。

○出会いのチャンスは意外と多い北海道

次に、独身でいる理由について聞いたところ、男性は「出会いの機会がほとんどない」(34.4%)、「経済・雇用の不安」(34.4%)、「自由や気楽さを失いたくない」(20.3%)が上位となった。一方女性の回答で最も多かったのは、「出会いの機会がほとんどない」(36.1%)、次いで「自由や気楽さを失いたくない」(24.8%)、「結婚に必要性を感じない」(20.1%)と続いた。

出会いの機会が少ないと感じている男女が多いようだが、他の都府県と比べると、実はそうでもない。人口の多い首都圏や近畿地方(首都圏の男性45.8%、近畿地方の女性41.8%) と比べると、人口密度が低い北海道の数値(男性34.4%、女性36.1%)は、出会いが少ないどころか、チャンスが多いとも言えるようだ。

さらに、「異性とのコミュニケーションが苦手」という理由について注目してみると、男性16.6%、女性11.7% という結果に。同じく首都圏(男性22.7%、女性10.6%)や近畿地方(男性19.4%、女性18.2%)と比べて、北海道の人は苦手意識が低いことがうかがえる。

これらの結果から、「人口密度が低くても出会いの機会を生み出し、また異性とのコミュニケーションチャンスを作り出す、他の地方とは異なる地域性(緊密なコミュニティ等)が背景にあるのでは」と調査では分析している。

(アリウープ)