以前出演した『レジデント 5人の研修医』では、挫折を味わいながら一人前になっていく研修医役を演じた。番組を通してどうたくましくなるのか見ものだ。

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朝の情報番組『いっぷく!』(TBS系)の月曜コーナー『いっぷくシンデレラ』で数々の人妻をエスコートしてきたNEWSの増田貴久。

しかし順調そうに見えたデートも、人妻たちから厳しいダメ出しを受けてしまい、最終的に出した答えが自分磨き。小手先のテクニックでは通用しないと感じたようだ。男として成長するべく立ち上がった新企画、『NEWS増田貴久の弟子にしてください!』がスタートした。

■国分もびっくり!増田の弱点とは
第一回目は、男の中の男、漁師に弟子入りした。「実はですね、僕、生きた魚を触った事がなくてですね」と冒頭から頼りない発言。これに対して国分は「ほんとに!?これは大問題だよ」と目を丸くした。「お魚も怖いですし、実は船酔いもするんじゃないかという不安も……」と続けると、「いやいやいや、守られて生きてきたね〜」と厳しいお言葉。無人島を開拓している人からすれば、ぬるいと思うのも無理はない。

でもファンは「小さな虫も苦手なのに、まっすー大丈夫?」と思ったはず。以前、NEWSがゲスト出演した『おしゃれイズム』(日本テレビ系)で、虫が大の苦手だと告白した。その直後、藤木直人からおもちゃの虫を差し出されると「うわぁぁぁ」と驚いてイスから転げ落ちるほど苦手なのだ。そんな増田の姿を知っているだけに、魚を触るなんて想像がつかない。今回の弟子入り企画では、どんなハードルが待ち構えているのだろうか。

■まっすーがみるみる進化、ついに魚を掴んだぞ!
向かった先は千葉県木更津市。漁師歴32年のベテラン漁師と共に「すだて漁」に挑戦した。伝統漁師に「魚にまつわる裏ワザ」を伝授してもらうのが第一回目のミッション。

江戸時代から続くというすだて漁。魚は障害物に当たると、その障害物に沿って進むという習性を利用したもので、きのこ型に張り巡らされた網の中へ追い込み、閉じ込める手法。岸から一キロほど進んだ場所に仕掛けがあり、水位は大人のひざ程度。肉眼で魚を確認できるほど浅い。すだて漁は罠にかかった魚を網ですくう簡単なものだが、「うわぁぁぁ」「おほぉぅ」と叫ぶまっすー。

初めてすくったのは口が異様に長い「ダツ」という魚だった。これに勢いづいたのか、スズキの手前「フッコ」など大物をゲットしていく。続いて網にかかったのは小ぶりのサメ。……サメ。師匠は「手でいこう!」と背中を押す。軍手でしぶしぶ手を出すと「うぉぉぉぉ」と叫びながら苦い表情を浮かべる。人生で初めて掴んだ魚がサメとは実に男らしい!「男になった!これで第一段階突破」と師匠も賞賛。ご褒美として先ほどのダツをさばいてくれた。

■船上で料理にも挑戦!てんぷらもパスタもマスター
漁場の近くでは調理を担当する船がスタンバイしていた。まずはてんぷら作り。揚げ時間は表が7に対して裏がえして3の割合がコツと教わり、アオサとダツを揚げた。アサリと野菜のかき揚げは一人で担当するなど、すっかり料理人の姿になっていた。やればできる!

腹ごしらえが終わると潮干狩りに挑戦。終始弱腰だった魚とは違い、動かない貝に対しては強気なまっすー。リズミカルに貝をゲットしていく。捕ったアオヤギでペペロンチーノ作りに挑んだ。下ゆでしたアオヤギをむき、パスタとアオヤギ、そして貝をボイルしたゆで汁を入れれば簡単ペペロンチーノの完成。

このゆで汁は冷凍しておくと、どんな料理にも使えるという。「これを利用したら、旦那さんが喜んじゃって愛が戻るかもしれない」と師匠。「愛が貝に収まる感じですね」とまっすー。オチがついたところで弟子入りも終了。たった一日でかなりの進歩だ。

しかしVTRを見た国分は「男だったらまず船から作らないと!」と一蹴。小さな虫も苦手な人がこんなに頑張ったのに、厳しい。「何やっても太一くんには敵わないですね……。」と増田も肩を落とした。

忘れていた。弟子入りすべき師匠はすぐそこにいたのだ。人妻のダメ出しで出直したはずが、次は国分の目が光るというまさかの展開だ。

漁師の次に挑戦したのが、八景島シーパラダイスの飼育係。エサとなる魚を大量にさばくなど、魚にはだいぶ慣れた様子。少しずつでも、着実にステップアップしている。しかし、国分から太鼓判を押してもらうためには、農業、漁業、大工と様々な経験をしているTOKIOを越えなければならない。「虫が嫌い」という弱みも魅力的な増田だけに、どこまでたくましくなってしまうのか、楽しみ半分、怖さ半分。どうなっちゃうの?まっすー。
(柚月裕実)