ちょっとのミスが大事故に!マルチデバイス時代を生きる僕らのセキュリティ白書
個人で所有するスマホをはじめ、スマートデバイスを業務利用する、いわゆる「Bring Your Own Device(以下、BYOD)」が浸透しています。

言わずもがな、スマートデバイスは我々ビジネスマンの働き方を一変させました。ビジネス関連のアンケート調査を見てもスマートデバイスの業務利用は増える一方。メールや電話はもちろん、情報の共有やデータの引き出し。グループウェアへのアクセスができれば働く場所も選ぶことはありません。簡単な資料の作成にテレビ会議、調べ物、プレゼンまで何でもできますね。

ただし、会社としてBYODを支援しているところもあれば、特に定められたルールもなく、なんとなく私物のスマホを業務に用いていることで結果的にBYOD状態になっているものまで、その実態は様々と言えるでしょう。

便利すぎるが故、ついつい業務に使ってしまいたくもなりますが、ちょっとしたミスや油断が大事故に繋がるケースが多いのもまたBYODの特徴です。定められたルールがないからと、会社がミスや事故を見逃してくれる道理はどこにもありません。

こんな状況だからこそ、複数デバイス時代に対するセキュリティマナーはビジネスマンなら最低限持つべき知識として抑えておきたいところ。本記事では、そんな複数デバイス時代を生きるビジネスマン達に取材を行い、その活用方法や留意している点を聞いています。中には反面教師にすべき“やっちゃった”エピソードもありますが、是非ご自身に照らし合わせて、現代におけるセキュリティマナーを考えてみて下さい。

●管理がズサンに!複数台持ちビジネスマンの大失敗


今回話を聞いたのは、とあるインターネットサービス業に勤務し、複数のスマートデバイスを業務活用するという3名。まずは、営業職の従事するTさん(39歳)から。

直行直帰や出張など外出していることが多いというTさんは、ノートPCを持ち歩きつつも、「営業なら大抵の仕事はスマホで出来ちゃいますよね」とキッパリ。会社のPCは社外への持ち出しを禁じられているため、私物のPCとスマホでほぼ全ての業務をこなすといいます。

スマホで行う業務はメールの応答やLINEのグループで行われる部署内の共有&相談がメインとなり、客先ではPCを開き資料を見せながらプレゼンや商談を行うそうですが、Tさんの悩みは、会社のPCより自身のPC、スマホ、タブレットを使う頻度が圧倒的に多いところにあるようです。

スマホやタブレットはAndroid端末でもあり、(基本的には)App Storeでのみアプリが提供されるiOS以上にセキュリティには気を遣うというTさん。

「社内のメンバーだけじゃなく、頻繁にやり取りする重要なお客さんとはSNS上でやり取りもしていますが、以前マルウェアにはまってあるSNSサービスのアカウントを乗っ取られたことがあるんです。で、色んなところに色んな通知が飛んで大騒ぎになっちゃって、中には信頼を失ったクライアントもいました。確かにネットサービスを提供する会社の人間が、これだとイケてないですよね」。

過去の失敗談を明かしてくれたTさんですが、「ただ、現実問題として、使う端末はどんどん増えていきますし、デバイスごとにセキュリティ対策を施すとなればお金もかかりますよね。一体どうしたらいいのか」とも。増えるデバイスを積極活用する一方、セキュリティ対策はどんどんおざなりになっているといいます。

もちろん、これだけではありません。マルウェアやフィッシングサイトによりIDやパスワードを盗まれ、なりすましでネットバンクにログインを許したり、勝手に特定アカウントへ送金させたり、しかも端末利用者にはウィルスに感染したことすらを気付かせないような悪質なものもあります。

Tさんの悩みは理解できますが、こうした被害のリスクと天秤にかければ、デバイス毎にセキュリティ対策を施すのはもはや当然の出費と言えるのかも知れません。最近では「マカフィーリブセーフ」のように1アカウントで無制限のデバイスにインストールができ、すべてのデバイスを一元管理できるセキュリティソフトも出ています。増えるデバイス対応にも、お財布に優しい解決策はあるものです。

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