地下アイドルユニット「仮面女子」「スチームガールズ」のメンバーである小柳朋恵がいま話題だ。

様々な話題を振りまくアリスプロジェクトのアイドルの中で、小柳朋恵が注目されているのは「コラム」。このコラムが正統派なアイドルコラムではなく、自身のヤンキー時代、おかしな母親、それを取り巻くおかしな人々を描くノンフィクション物語。現実に起きたとは思えないような奇天烈な内容で、メディア関係者にも高い注目を浴びている。

今回は、小柳朋恵に直接話を伺い、このコラムについて、そして野望について語ってもらった。

―今回、「地元ヤンキー時代を中心に描く」というアイドルらしからぬ、ブログが話題となっています。

小柳朋恵
今回、公式ブログの中に「コラム」という形で過去のヤンキー時代のことを書かせて頂いてます!

―アイドルのコラムで「ヤンキー時代」ってのは珍しいですね。しかも実体験です。

小柳朋恵
ヤンキーっていっても、原付き乗ってたくらいです。もちろん、ヘルメットはかぶってましたよ!やんちゃ時代の話で、この時期にわたしが感じたことや、周りで起きたことを書いています。

―文章を書くことが好きだという小柳さんですがそのキッカケは?

小柳朋恵
わたし母子家庭で、コラムにも出てくる母親のくに子に育てられたんですけど、3歳位まではおばあちゃんに育てられていて、おばあちゃん家に本が沢山あったんです。で、貧乏だったので幼稚園も保育園も行けなくて、本ばかり読んでいました!おばあちゃんに、本で読み書きを教えてもらったんです。多分、文章が好きなのは、その時の影響が強いと思います。

―なんか、いい話ですね。

小柳朋恵
だから、小学校に入った時は他の子よりも勉強ができたんですよ!本ばかり読んでたから、漢字も読めたし!ひらがなも書けましたし。

―では、その頃の想い出の本とかありますか?

小柳朋恵
赤川次郎さんです!

―絵本とかではなく?

小柳朋恵
赤川次郎さんの本がいっぱいあって、絵本もいっぱいあったみたいですけど、赤川次郎さんが好きだったみたいですね。

―それは変わった幼少時代というか…、ちなみにコラムやブログを書く上でライバルはいますか?

小柳朋恵
ゴールデンボンバーさんの樽美酒研二さんのブログはよく見てました!わたし、他のアイドルさんのブログは全然興味ないので読んだこと無いんです。ぜひ、樽美酒研二さんにアクセスで勝ちたいですね!それで、書籍化を目指したいです!

―書籍化したいんですか?

小柳朋恵
いま、すごく貧乏なので、本を出して一発当てたいんです!

―一発当てて、何がしたいんですか?

小柳朋恵
とりあえず、ひとり暮らしがしたいです。

―それは…切実ですね…。

小柳朋恵
いま寮に住んでて、6畳一間に6人で住んでいるんですが、ひとり暮らししたい…と、おかずが有る生活をしたい…。

―遠い目になってますよ!

小柳朋恵
ブランドモノが欲しいとかオシャレしたいとかじゃなく、普通の生活がしたいです。あと、母親の「くに子」がスナックやっているんですけど、一発当てたお金で楽をさせてあげたいですね。

―なんか、昭和みたいな話ですね…よくブログに登場する母親である「くに子」さんについて教えて下さい。

小柳朋恵
変わったひとで、謎めいてます。話は良くするんですけど、いつも話が噛み合わないんです。アリスプロジェクトの社長と契約の大事な話をしている時でも、なぜかスマホでおもしろ画像を探し出してきて、わたしにわざわざ見せるんです!自由人なんです。

―今後、書いてみたいテーマはありますか?

小柳朋恵
この「くに子」以外にも、おばあちゃんとかお姉ちゃんとかも面白いんですよね。だから、身内ネタで今後は行きます。お姉ちゃんは、いまキャバ嬢で元暴走族なんです。

―それはエリートですね(笑)。

小柳朋恵
人気がすごくあって、ナンバーワンなんです。でも、稼いだ金はすべて食べ物に注いでて、この前久しぶりに会ったんですが、前に会った時よりも15kg増えてて笑いました。わたしのことが好きすぎて…実はお姉ちゃんってTwitterのアカウント2つ持ってて、一つは実名で、一つはわたしのヲタ名義なんです。このヲタアカウント、わたしにバレていないと思ってて、ヲタになりすましてわたしに語りかけてくるんですよ(笑)。おばあちゃんも面白いので、出していきたいですね。

―いいご家族ですねえ…。ちなみに、書籍化したらタイトルとか考えてますか?

小柳朋恵
タイトルですか!タイトル…じゃあ、わたしのブログのタイトルを取って「全米を震撼させたあの小柳朋恵のコラム」にします。ぜひ、書籍化のお話待ってます!