父栄勝さんの遺影を持つ、吉田沙保里 (撮影:フォート・キシモト)

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レスリング女子W杯・8カ国による国別対抗戦」が16日、東京・小豆沢体育館で行われ、日本は決勝でロシアを8―0で下し、2年ぶり7回目の優勝を果たした。

強敵と言われたロシアを相手に、8階級でチーム全員が勝利した。

世界大会14連覇中の吉田沙保里は、53キロ級でマリア・グロワにテクニカルフォール勝ち。父親の栄勝さん(日本代表コーチ)が急死して、まだ5日目。「今日は、父も一緒に戦ってくれた」と振り返り、「父が教えてくれた攻めのスタイル“タックル”をこれからも守っていきたい」とコメントした。

次戦は、6月の全日本選抜選手権(東京・代々木第2体育館)を出場予定としている。