町田樹 (撮影:岸本勉/PICSPORT)

写真拡大 (全5枚)

フィギュアスケートのグランプリシリーズ第1戦、スケートアメリカは18日、米デトロイトで開幕し、男子ショートプログラムで町田樹が自己ベストの91.18点をマークし、首位に立った。

町田は、冒頭で4回転−3回転のコンビネーションジャンプに成功。「確固たる自信があった。ジャンプだけではなく、一つの芸術作品として仕上げることに集中できた」と頼もしく語った。

前回優勝の小塚崇彦は77.75点で4位。高橋大輔は77.09点で5位。ジャンプのミスや転倒があり、ともに出遅れた。

およそ2ヶ月間にわたって世界一を決めるシリーズ戦が開幕した。今回のアメリカ大会から始まり、カナダ、中国、日本、フランス、ロシアの6地域を転戦する。選手はこれら6大会のうち、2大会に出場し、獲得した合計ポイントの上位6名(組)は、今年、福岡で行われる「グランプリファイナル」(12月5日〜)に進出できる。

その「グランプリファイナル」は、ソチ五輪に向けての代表選考の対象競技会でもある。日本の出場枠は、男女ともに3。メダル獲得はもちろん、シリーズ戦でたたき出したスコア(得点)も選考に直結するので、枠をかけた日本人選手同士の争いも、クローズアップされる。