マイク真木 大動脈瘤で2度手術「最近は ′病気自慢′ になってます」

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歌手のマイク真木と演出家のテリー伊藤が15日、都内で「心・血管病予防デー"血管病予防GREEN IVY運動"」発表会でトークイベントを行った。


本イベントは動脈硬化や動脈瘤など、日本人の死因2位という血管の病気について正しい知識と検査の必要を呼びかけるもの。財団法人日本 心・血管病予防会では「敬老の日」の前日を「心・血管病予防デー」とし、血管病の発見に有効な腹部エコー検査や脚の血圧測定をアピールする。

約5年前に腹部の大動脈瘤と左足の大動脈閉塞で手術を行い、現在では元気に歌手活動を行っているマイク。「7つの病気、5回の手術をしたことが自慢です。生きているのが不思議なぐらいです。本当にもらった命ですよ」とユーモラスに語った。患部にはステント手術をほどこし、現在は2ヵ月に1回検査を受けていることを明かし「なんの自覚症状もなかった。この年になったら検査へ行った方がいいですよ」としみじみと話した。
マイクは「たまたま別の検査で行ったんです。当時胆石や胆嚢炎を患っていたのでその検査で。そしたら『あと1センチ大きくなったら破裂する』と言われました」と告白。現在69歳になるマイクだがかくしゃくとした様子で「病気の話題になることが多い。胃カメラを飲んだ回数を争ったり、最近は"病気自慢"になってきてますね」とほがらかに笑った。

63歳になるテリーは「私はこう見えて酒もタバコもやらない。朝の番組をやっているから8時ぐらいで眠くなっちゃう。ジムに行って運動もしてます」と健康そのものの生活をおくっているとしながらも、「明日から夏休みなんですが人間ドックに入ります。今まで2回大腸ポリープをとっているんですよ。早く行けば行くほどいいし、お金もかからない」と検査の大切さを呼びかけた。

テリーは「60すぎるといいことなんてひとつもない。トイレ近くなる。字は読めなくなる。髪の毛薄くなる。女の子にモテなくなる。でも、逆説的にそこから始まると意外といいことあるんですよ」と持論を展開。さらに「僕は死ぬ日を決めたんですよ...93ぐらいにしとこう」と話すと、マイクは「もっと早く死ななきゃ!」と笑いを誘った。

イベントでは自身の代表曲「バラが咲いた」を歌ったマイク。「よく、老人ホームなんかに歌いに行くんですけど、最近の老人は『プレスリーをやってくれよ』と元気なんだよね」と笑顔で語った。また、2020年の東京オリンピックの招致で「胸毛を生やす」と公約していたテリーは「スギちゃんも一緒にやろうと言ってるんですよ。でも胸毛の植毛って難しいらしい、スギちゃんに先にやらせたいと思います」とニヤリと笑った。

【参照リンク】
日本心・血管病予防会 サイト