「ザ・プレジデンツカップ」世界選抜チームの副キャプテンを務める丸山茂樹が大会の魅力について語った(撮影:ALBA)

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 2年に1度開催される米国選抜と世界選抜の対抗戦「ザ・プレジデンツカップ」。今年はオハイオ州にあるミュアフィールド・ビレッジGCを舞台に開催される。今回、アジア人として初めて世界選抜の副キャプテンに就任した丸山茂樹が「ザ・プレジデンツカップ」の持つ魅力や大会に臨む上での意気込みを話してくれた。
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 丸山はこれまで選手として「ザ・プレジデンツカップ」に2度出場。初出場となった98年大会では5戦全勝を挙げてMVPに輝いたこともある。そんな丸山にとって「ザ・プレジデンツカップ」は米ツアーへと戦場を変える“橋渡しの試合”だったという。「世界の舞台で結果を残したことは自信になったし、チームメイトからも「アメリカへ来いよ」と声をかけてもらった。自分にとって米ツアーに行こうと思った大きな要因」と98年大会を振り返った。
 98年大会後の丸山は米ツアーにスポット参戦する試合を増やし、ついには米ツアーのシード権を獲得した。この話を聞くと思い浮かぶのは現在、ノンメンバーとして来季の米ツアーシード権獲得を目指す松山英樹の姿だ。松山は現在メジャー2試合を含む海外の4試合に出場し、稼いだ賞金は賞金ランク130位に相当する501,907ドル。来季のシード権獲得まであと一歩というところまで来ている状況だ。
 現在世界ランク33位につける松山のプレジデンツカップ出場の可能性は非常に高い。今季プロ転向して以来、快進撃を続ける“怪物ルーキー”が出場することになれば大きな話題を呼ぶことになりそうだ。しかし丸山は過度な期待を強いることに対して警鐘を鳴らす「21歳の選手なんだから何の責任も背負う必要はない。選ばれて、そして試合を楽しむことが何より大事」と話した。
 しかし「勢いがあるし、成績も出てる。きちんと準備して臨めば良い結果が出せると思う」と松山の可能性には太鼓判を押す。また「もしつまづいたいたとしても彼を良い状態に修正してあげられる自信もある」と松山が出場した際にはしっかりとサポートすることつもりであることも明かした。もし松山の「ザ・プレジデンツカップ」出場が叶ったなら、丸山の存在は松山にとって大きな助けとなりそうだ。
 最後に丸山は大会への意気込みとして「行くからにはリングを取りたい」と力強く話した。個人競技のゴルフだからこそ団体戦では普段見られない魅力がある「ザ・プレジデンツカップ」。10月3日からの大会の模様は「ゴルフネットワーク」が4日間全マッチ独占生中継する。また丸山へのインタビューの模様は「丸山茂樹が語る ザ・プレジデンツカップの全て」という番組にて放送されるのでこちらも注目だ。

【放送日程】
特別事前番組「丸山茂樹が語る ザ・プレジデンツカップの全て」(全4話 各15分)
1話 9月1日(日) 昼12:00〜12:15
2話 9月8日(日) 昼12:00〜12:15
3話 9月15日(日) 昼12:00〜12:15
4話 9月22日(日) 昼12:00〜12:15

「ザ・プレジデンツカップ」
10月3日(木)〜10月6日(日)4日間全マッチ独占生中継
※放送時間は未確定
<ゴルフ情報ALBA.Net>