ソフトバンクモバイル株式会社の代表取締役社長 兼 CEOの孫正義氏が、自身のTwitterにツイートを投稿し、総務省の対応に対して怒りを露わにしている。

孫社長は25日22時19分に、「総務省の決定が不公正で、天下りとの癒着行政と言わざるをえない」と怒りのツイートを投稿。その投稿では書ききれなかったのか、詳細は後ほどとしていた。そして23時19分には、総務省に対し「審議会が開かれていないのに、電波の割り当ては元総務省の電波部長の天下り先の企業に出来レースとして決まっているのか」と抗議したことを明らかにした。

その天下り先とはKDDIグループのUQコミュニケーションズで、25日に日本経済新聞が、総務省が同社に2.5GHz帯(2625〜2650MHz)の周波数を追加で割り当てる方針であると報じていた。この2.5GHz帯の追加割り当てに関しては、ソフトバンクグループの通信事業者Wireless City Planning(WCP)も申請を出していた。

孫社長としては、審議会も開かず「サマリーシート(要約資料)だけ見て決定するプロセス自体がおかしいのではないか」と、その後のツイートで主張している。さらに、総務省から天下りを受けている通信事業者に対し「動機善なりや」と、DDI(第二電電)を設立した稲盛和夫氏の言葉を引用して疑問を投げかけている。


孫正義氏のツイート

孫正義氏のツイッターアカウント
URL:https://twitter.com/masason
2013/07/26